治療のご案内
当院では、より保存的で将来の選択肢の広がる治療(できるだけ「被せない」「抜髄しない」「抜歯しない」治療)、すなわち『minimal intervention(MI)=侵襲は最小限に』という概念を重要視しています。
歯の延命は、患者様の喜びにつながるからです。
歯が痛い
冷水で少ししみる、痛みはないけれど歯が黒い、穴が開いている、欠けているなど、多くの場合レジンという光重合樹脂で治療できます。
虫歯で大きな穴が開いている、強い痛みがあるなど、不可逆性の歯髄炎と診断されるときは神経の治療が必要となります。
歯根の先が膿(う)んでいるとき、歯根が割れて感染しているときなどに歯茎が腫れてくる場合があります。応急処置後、根本的な治療が必要になります。
歯肉のトラブルと予防
歯肉周囲の汚れが原因で出血や腫れなどの炎症がおこる歯肉炎。症状が進み歯を支える歯槽骨がとけた歯周炎。それら歯周病も原因を除去すれば、改善したり進行を防ぐことができます。
まだ歯肉のトラブルに見舞われていない方も、年数回のプロフェッショナルクリーニングで普段の歯磨きだけでは取れない汚れを除去し、現在の良い状態をキープしましょう。
入れ歯のこと
できるだけ金属の鈎(クラスプ)が目立ちにくく、予後の対応を見据えた設計を考えます。修理や痛み、はずれやすいなど困ったことがあればご相談ください。
顔の見栄えが良くなるような噛みやすい高さ、歯並びで作ります。はずれにくくなるような修理もご相談ください。
金属の鈎(クラスプ)の代わりに、たわみのある歯肉色のクラスプを使ったノンクラスプデンチャーがあります。保険適用外です。
口蓋部などをチタンなど金属の床にすることで、薄くても丈夫で、かつ食べ物の温度を感じられます。保険適用外です。
かぶせ
現在の保険制度では使用できる材料が決まっています。臼歯は12%金パラ使用のクラウン、前歯はレジン前装鋳造冠(金属の裏打ちの前面にレジンを築盛したもの)です。
小臼歯(4・5番)に限ってはCAD/CAM冠と呼ばれる歯の色に近いハイブリッドレジンブロックを機械で削り出した材料を選ぶことができます。H29年12月より、条件付きで使用範囲が下顎第一大臼歯(下6番)まで拡大しました。
前歯の審美性にこだわったかぶせには、天然歯の透明感に近いe-maxやしっかり色味を出せるジルコニアボンドがあります。奥歯にはフルジルコニアなど。
抜けた奥歯の両隣在歯を白いかぶせで連結させたい場合、咬合力に耐える丈夫さが必要です。フルジルコニアや(より審美性にこだわる)ジルコニアボンドなど。
歯の破折や外傷
前歯が大きくかけた場合でも、可及的に歯質(エナメル質)を残すようレジン充填で対応できるか検討します。
すぐに拾って、洗わずに常温の牛乳につけて持ってきてください。可及的に再植して固定します。来られる前にはお電話で一報ください。
歯を白くしたい
数年前に歯科医院専用で発売された『ルシェロホワイト』(GC)という歯磨き粉。研磨剤が柔らかく細かいので、歯を傷つけるという心配が不要です。一度の使用でも効果を実感する声が多数。
神経を抜いた前歯が茶色やグレーに変色している場合、内面から薬剤を入れて漂白すると白く戻せる場合があります。レントゲンで確認して適応をみます。
歯をもっと白くしたい、という場合は専用の薬品を歯の表面に塗布します。ご自宅で専用トレーを用いて一日数時間、数週間かけて特別に白い歯へ。
漂白の適用外である時は、思い切って表面を全面レジンコーティングすることで、隣在歯に近い白さを作ります。唇面を削ってダイレクトボンディングというレジン充填修復法もあります。
スポーツマウスガード
兵庫県歯科医師会の学校スポーツ推進と協力しており7000円で合うマウスガードを制作します。
歯ぎしりの癖がある
歯ぎしり音の防止にもマウスピースは役立ちます。
説明など
診療内容
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詳細
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